会長 栗原英夫


埼葛歯科医師会は埼玉県東部の草加市、春日部市、久喜市、幸手市、蓮田市、白岡市、杉戸町、宮代町以上62町の歯科医師によって組織された会であります。

 会はそれぞれ市町の皆様の口腔保健思想の普及と8020運動(80歳になっても自分の歯を20本以上保っていこう)を昭和56年から開始しました。昭和62年の調査では80歳の一人平均の保有数は僅か4本でしたが、平成29年には51.2%の方が20本以上の機能歯を保有するまでに至りました。

会員は皆様のニーズにお応えするため、ライフステージに沿った一貫性ある歯科保健事業を推進しております。
 たとえば、保健所や各市町との協力で行っている歯科保健事業として
  妊産婦のための母親学級(母親教室)
  一歳六ヶ月児及び三歳児歯科保健診査
  幼稚園、保育園児歯科保健診査
  児童、生徒の学校歯科保健診査
  学校保健会活動
  8020高齢者のよい歯のコンクール

 また、本会の独自の歯科保健事業として
  口腔衛生教材の貸し出しや口腔衛生に関するリフレットの発行
  歯科保健指導者講習会の開催
  母と子の虫歯予防教室
  歯の衛生週間行事
  成人歯科健康診査

  口腔がん健診
  社会福祉施設(障害者施設、老人施設)等の歯科保健指導及び歯科治療の推進などの活動を行っております。

 こうした各市町の歯科保健活動に評価をいただき平成9年、本会は団体として歯科保健功労厚生大臣表彰を受彰させて頂きました。
本会としてもこの受彰を糧とし、より一層地域の皆様の歯科保健の向上に貢献させて頂きたいと存じますので地域の皆様のご理解とご支援をお願い申しあげます。

 
さて、我が国は平均寿命が男性81.6歳・女性87.7歳(令和3年発表)という世界一の最長寿国で超高齢化社会が到来しております。
このような時代のなかで、誰もが持つ不安のひとつが寝たきりでしょう。現在約200万人の寝たきり老人がいると推察されていますが、これに対処する為、平成12年に介護保険制度がスタートしました。
 本会として、この寝たきり老人の歯科保健医療対策が急務であり、現在各市町とも老人歯科訪問診療を行っております。今後とも各市町のご理解を頂き安心して老後を送って頂けるよう万全の体制を整えて行きたいと存じておりますのでご理解の程

よろしくお願い申し上げます。

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